世田谷区にお住まいで膝の痛みでお困りの方へ
1:膝が痛い時、サポーターは使った方が良いの?
軽い膝の痛みにはサポーター
年齢とともに、膝の軟骨がすり減ったり、膝の関節が変形して痛みが出てくるのが変形性膝関節症です。軽い症状の時は、歩き始めが痛くて歩いているうちに痛くなくなったり、平地は痛くないけど、立ち座りや、階段で痛むなどの症状があります。
この様な痛みの時は、薬局で売っている、柔らかタイプのサポーターが効果的です。これはどちらかというと冷えないようにする保温用のタイプです。しかし、スポーツ用などきつく固定するタイプは、長い時間固定していると、固定がきつくて痛みが出て来ます。
保温用も適度に固定してくれるので軽症の膝痛には良いです。
痛みが強い場合は補強が入ったサポーター
膝の痛みが強い場合は、軟かいサポーターでは効果がない場合もあります。この様な場合は、サポータに補強用の生地やプレート、バネ等が入ったもの、補強用のベルトがついているタイプを使うと良いでしょう。しかし、あまりきつく締めると、締めすぎで痛くなるし、軽いと固定していても痛みが軽くなりません。自分の膝の痛みを軽減させるにはどの程度補強が入ったタイプが良いかは、実際に使ってみるしかありません。試着できるようなら、試着してみて履き心地を試してみた方が良いです。
膝に水が溜まっている場合
痛みは軽くても、膝に水が溜まっている時は中程度~重症になります。水が溜まっていると言う事は、炎症があって、治す力(溜まった水を吸収していく力)よりも水が溜まってしまう力の方が強い状態です。しっかりとケアをしていかないといつまで経っても治りません。
膝に水が溜まっている場合、水を早く吸収させるためには、上から圧迫を加えておく事が重要です。膝に限らず、足首の捻挫でも、打撲でも、腫れを早く引かせるためには圧迫を加えておく事が重要です。
サポーターよりも弾性包帯をお勧めします
膝に水が溜まっている時は、サポーターよりも伸び縮みする、少し厚めの弾性包帯をお勧めします。サポーターよりも、圧迫をかけたい部分に重点的に包帯を巻く事ができるので、効果がより高いからです。
水が溜まっている時は、サポーターはやらないよりはやった方が良いですが、断然包帯の方がおススメです。
2:整骨院が勧める成長痛かな?と疑った時の対処法
成長痛とオスグット病との違い
成長時期に、骨が急激に伸びるために出てくる痛みです。特に急に伸びる骨は、下腿部(膝の下の骨)や太ももの骨なので、お子さんが場所ははっきりしないけど、下腿部や太ももなどの痛みを訴える場合、成長痛を疑います。幼稚園児~中学生にかけて出てくる事が多いです。
また、小学生~中学生の成長期に膝の下の方の骨の出っ張りに痛みが出てくるのがオスグット病です。よくこれを成長痛と言っている場合がありますが、正確には成長痛とは少し違います。
成長痛は、骨が急激に伸びるために出てくる痛みです。オスグット病は、太ももの筋肉が膝の下にくっ付く場所で炎症を起こしている痛みです。成長期に、まだ骨が十分に出来上がっていないために付着部に炎症を起こしますが、それ以外にも痛みがでる原因があります。
成長痛とオスグット病の区別
オスグット病は、膝の下の骨のでっぱり部分に炎症を起こしているので、その場所を押すと痛みます。押してみて痛みがあれば、オスグットです。また、単なる成長痛なら、痛みはありますが、どこを押しても痛くはありません。骨が伸びる際の痛みなので、骨や筋肉を押しても全く痛みはないのです。
単なる成長痛の対処法
幼稚園児くらいの子供が成長痛で痛みを訴えいる場合、お母さんが痛い場所をなでてあげるだけで痛みは和らぐ場合が多いです。お子さんにとっては痛みは不安ですから、不安が解消されるだけでも痛みは良くなります。優しく接してあげて、痛みを理解してあげて、さすってあげる事が非常に重要です。逆に、お子さんを放っておくなど対応が冷たいと、痛みが改善しません。もちろん、整形外科などで何か問題がないか?をチェックしてもらう事も重要ですが、特に問題なく、成長痛という診断なら、優しくさすってあげてください。
オスグット病の対処法
オスグット病は、成長期に、まだ骨がしっかりとしていないうちに、骨が伸びたり、太ももの筋肉が伸ばされる事を繰り返した結果、筋肉の腱が骨に着く場所で炎症を起こした状態です。
大体オスグット病になる人は、太ももの前の筋肉がすごく固くなっている場合が多いです。筋肉が固いと、太ももの筋肉を使った時に、骨に着く場所もより引っ張られてしまいます。その結果、炎症を起こしやすくなります。
ですから、炎症を抑えたり、安静にするだけではなく、太ももの筋肉を柔らかくするマッサージやストレッチが重要です。
食事や栄養素
骨や筋肉や軟骨などを作るためにはしっかりと栄養素を取る事が重要です。蛋白質やカルシウムも重要ですが、特にビタミンCが重要です。ビタミンCはどれくらいの量が必要かは個人差があります。また、一度に大量に摂取しても、蓄積しておく事が出来ないので、日々多めに摂取する事が大切です。
オスグッドに限らず、筋肉や靭帯を痛めた場合、回復が悪い場合はビタミンCが足りない場合もあります。
3:膝が痛い時の整骨院の先生が薦める運動
歩き過ぎは膝に良くない
健康のためにウィーキングをしている人は多いです。足腰を鍛えるためには歩く事!と思っている方も多いでしょう。確かに、歩く事で足腰は鍛えられますが、筋トレをする事に比べると大して筋力は鍛えられません。筋肉を鍛えようと思ったら、筋トレが一番です。
逆に、歩く事は体重がかかるので、膝が悪い人にはあまり良い運動ではありませんん。膝が痛い人は、長く歩いたり、体重をかけうような動作は控えた方が良いです。
膝が悪い時の体操1:太ももが外側に開いている場合
膝が悪い人は、膝に負担がかかっている原因がどこにあるのか?をチェックします。大体の方は、股関節が固かったり、太ももの筋肉の外側が固くなって、股関節が外側に開いている場合が多いです。
股関節が外側に開いていると、膝が捻じれて、膝の内側が前方に向く形となり、膝の内側に重心がよりかかってしまうために、膝の痛みが出てきてしまいます。
この様な方は、股関節のストレッチや太ももの外側を念入りにストレッチをした方が良いです。
膝が悪い時の体操2:太ももの前が固い
太もものが前の筋肉が固い人がいます。筋肉が固いと、本来の筋肉の力が発揮できません。例えば、本来100%の力を持っている筋肉が、固いために70%しか力を発揮できない状態になってしまいます。筋トレをしても、筋肉が付くには数カ月かかります。しかし、固くなった筋肉を柔らかくすることはすぐに出来ます。
太ももの前の筋肉をマッサージしたり、ストレッチして柔らかくしていきましょう。